いのちの声 無端庵的こころ               

国家危急! 洗脳から覚醒し悪魔の思想から離脱せよ!
<< November 2008 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | permalink | - | - | pookmark

朝日新聞紙上討論会の記録

〈朝日新聞京都総局討論会:上〉安倍政権 どう見る
2007年07月09日

 参院選の公示が12日に迫った。京都選挙区(改選数2)に立候補する予定の4氏を招いて朝日新聞京都総局が6日開いた討論会の論議を、2回に分けて詳しく紹介します。(司会は大阿久修総局長、敬称略)

    ◇

 松井孝治 まつい・こうじ。民主現職。元通産省研究官。47歳

 西田昌司 にしだ・しょうじ。自民新顔。元府議。48歳

 成宮真理子 なるみや・まりこ。共産新顔。党京都国政委員長。37歳

 大城戸豊一 おおきど・とよかず。維新政党・新風新顔。婦人服販売会社代表。56歳

 ■久間発言の影響

 ――久間前防衛相が原爆投下を「しょうがない」と発言、辞任した。評価と自身の選挙への影響を聞かせて下さい。

 西田昌司 ひと言で言えば、けしからん。私たちにとっては悪い影響があると思う。

 松井孝治 唯一の被爆国の防衛相として、誠にあるまじき発言だ。安倍首相の任命責任もある。内外ともに影響は甚大で、国益を損なった。

 成宮真理子 首相は(久間氏を)罷免すべきだった。昨年、核武装論の発言が自民党の中川昭一政調会長らから飛び出した。核兵器の使用は仕方ないという立場に立つのかを問うていきたい。

 大城戸豊一 彼(久間氏)こそ米国が日本を植民地化し、占領をし続けるための傀儡(かいらい)政府の代表であったことが浮き彫りになった

 西田 もっと問題なのは、原爆投下も含めて歴史観が生煮えの状態であることだ。日本人はほとんど、歴史的なことで議論したことがない。言葉尻をとらえてそのたびに辞任したり、糾弾されたりしている。日本は前に進まずに、戦後の体制のまま終わってしまう。

 成宮 核や原爆の議論がなかったわけではない。広島と長崎の惨害から核兵器は許せず、二度と繰り返さないというのが戦後日本の出発点だ。

 西田 今、日本の周りには核大国がたくさんあって、北朝鮮まで持っている。事実を教えて冷静な議論をしていかないと、言葉狩りだけしていては、政治が思考停止に陥ってしまう。

 松井 言葉狩りというが、政治家にとっての言葉とは非常に重みがある。核があるのは認めざるを得ないが、核の不拡散や廃絶に向けて努力をしていくというのが日本の国是。一方、戦後日本が歴史的な総括を終えていないのは事実だ。(侵略や植民地支配をおわびした95年の)「村山談話」一つをとっても、後にいろんな議論が出てくる。

 西田 戦後の枠組みをどう考えるか。私はそのまま正しいとは思わないし、憲法をはじめとする様々な矛盾はそこから出ている。政治家は真摯(しんし)に受け止めて国民に訴えないといけない。

 成宮 20世紀にあった2度の世界大戦をふまえて、人類は市民を無差別に殺戮(さつりく)する大量破壊兵器は禁止していこうと努力している。北朝鮮も米国も持っているから日本も持てばいいという発言が飛び出しているが、それではいけない。

 西田 政治家の使命は国民の生命、財産と名誉を守ることだ。日本は自分たちの名誉、つまり歴史観を守ることを一切放棄している。

 ――米高官が原爆投下を正当化する発言をしたが、政府・自民党から抗議はあまり出てこない。

 大城戸 日本は米国の占領下に置かれていると彼らは思っているんじゃないか

 西田 当然抗議すべきだと思う。ただ、米国と日本で歴史観が違うのは当たり前だし、中国とも違う。彼らの発言も米国の歴史観だと日本人はわかっていないとだめだ。

 松井 この戦争をめぐっては各国ばらばらの歴史観で対立するのではなくて、意見交換を大いにやっていくべきだ。米国に言われたままの歴史観を受け入れる必要はないし、日本が独善的な歴史観を持つ必要もない。

 成宮 米国でも(原爆を投下して)良かったのかという世論がマスコミでも取り上げられている。大量破壊兵器は禁止していくという流れこそ、世界で共有していくべき歴史観だと思う。


 ■安倍政権について

 ――安倍政権の国会運営について聞きたい。

 松井 数の力に頼って、これほど強行採決をしてきた内閣はないと思う。最後の年金問題もそうだ。しかも、何のために会期を12日間延長したのか。今まで、横綱相撲を取るのが参院自民党の方針だったにもかかわらず、今回は「官邸の下請け」になっている。

 成宮 いろんな強行採決やスキャンダルがあったり、大臣が自殺したりということがあっても、安倍首相は国民にちゃんと説明できない。政権担当能力が問われている。

 大城戸 チェック機能で、もう一度考え直そうというのが参議院の姿だ。腰を据えて物事を考えることが本来、求められている。さまつな議論をやっていていいのか。食糧や石油枯渇の問題など、高い次元の国策について大きな立場に立ち、国益に目を向けた参議院のあり方が重大かつ緊急だ。

 西田 強行採決が言われるが、野党側も初めから議論する気がない形でやっているからだ。年金記録問題は安倍政権がつくったのではない。誰が悪いというのではなく、出てきたときにきっちり整理すること。国民に一円たりとも損害が出ないように、それから二度とこういうことが起きないように、責任の所在をはっきりさせる。これらは(与野党で)ほとんど対立がない。対立は国会運営の問題というより、政局を作り出すことを目的に、ためにする議論があったのも事実だ。

 松井 年金問題で対立点がないわけじゃない。安倍首相が(5日の会見で)記録のコンピューター上の突き合わせ(照合)の問題を言っている。照合を早めても問題は解決しない。「宙に浮いた年金」が誰に帰属するか、記録を統合することが大事だ。照合だけ早めてやりますといっても、我々の主張と同じだとは見ないでほしい。消えた年金問題は、我が党がずっと取り上げてきた。

 西田 解決の方向は同じだ。手法に多少違いがあることが果たして論点なのか。国民はそんなことを思ってないと思う。

 成宮 年金問題でどうすれば、みなさんの不安を払拭(ふっしょく)できるかと与野党一致して議論している時に、自分たちの都合で、国会を12日間延長して、それにもかかわらず、会期を5日間残して強行採決したのは与党だ。民主党の対応にも不満がある。国民投票法案で民主党は採決日程に合意した。議論をもっとしっかりするべきだという国民世論に背を向けたことになる。

 松井 採決に応じるかどうかは、それまでどれだけの議論を割いてきたかの程度による。今国会の運営はあまりにも強硬すぎた。(与党の)国民投票法案は「憲法改正手続き法案」で、(民主党案と)大きな隔たりがある。憲法だけでなく重要事項について国民投票を導入するかどうかは大きな選択肢で、我々はそう主張してきた。

 成宮 国会議員は国民に選ばれたのだから、国民世論に立つべきだ。多くの世論が採決を望んでないのに、採決日程に同意するというのはやるべきではなかった。

 西田 参院議員は6年の任期がある。解散がないから、自分の信念、歴史観を堂々と言わなければだめだ。そういう認識を持っている人が良識の府に集まらないとだめだ。歴史観を持って、国民や党に繰り返し訴えて初めて、国民に根本的な問題は何かがわかる。

    ◇

■通常国会をめぐる主な動き■

1月25日 開会

  27日 柳沢厚労相が「女性は子どもを産む機械」と発言

2月16日 民主党が「宙に浮いた年金記録」問題について衆院調査局による調査結果を発表

5月8日 社会保険庁改革法案が民主党対案と共に審議入り

  14日 国民投票法が参院本会議で可決、成立

  28日 松岡農水相が自殺

  29日 与党が年金時効特例法案を提出

  30日 同特例法案が衆院委で強行採決。政府は宙に浮いた年金記録を1年以内に突き合わせるなどの対策を発表

6月20日 改正イラク特措法と教育関連3法が参院本会議で可決、成立

  22日 会期の12日間延長を衆院本会議で可決

  30日 社会保険庁改革関連法と年金時効特例法、改正国家公務員法が未明の参院本会議で可決、成立。久間防衛相が「原爆投下はしょうがない」と発言

7月3日 久間氏が辞任を表明

  5日 閉会

(肩書はいずれも当時)

    ◇    ◇

 キーワード 参議院

 任期6年で解散はない。議員定数は242人(うち選挙区146、比例代表96)で、3年ごとに半数を改選。現在、自民、公明などの与党勢力は134議席、民主、共産などの野党勢力は106議席。予算議決、条約承認、首相指名は衆院の決定が優先し、衆院で可決した法案を参院が否決しても衆院が出席議員の3分の2以上で再可決すれば成立する。政党化が進むなどして「衆院のコピー」との批判や不要論もある

大城戸註
これを今読み返しても、「寄生」政党の考えはその場しのぎであって大局発言は無い!
新右翼〜民族派〜その先? | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark

最後の伝令

2668−02−24竹島奪還デモ 大阪


城の中の城から
最後の伝令がでる
遙かな山並みに上がるのろしを合図として

点滅する紅いシグナルを携え
滅びゆく国家の運命を
都市の内なる辺境に待つ同志へもたらすために

方舟に乗り合わせたのが不運なのか
無関係な虚構によって始まった崩落が
痛みをともなう現実となる

その明るみに矜持をたもつものは
真実への回路を知るだろう
栄光の残像がすぎない刻に標べを探せ!

眼の力が不都合ならば
燃えてしまった地図に記されたことは
美しい自死として思想に置き換えればよい

すぎて行くものに哀惜をこめて
後継の印を示し
屍を野にさらしても伝える「ことば」がある

ゆけ!伝令よ・・スメラミクニイヤサカ
新右翼〜民族派〜その先? | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark