今日の読売新聞朝刊で奈良産業大学の硬式野球部の
総監督が経営している、整骨院で架空の診療報酬を
請求していたと報じている。
問題の総監督は、元阪神タイガースのスカウトでも
あったという
新田泰士氏だ。
新田氏は奈良の名門、天理高校で甲子園に4度出場。
3年生の時はキャプテンだった。その後、
早稲田大学入学。その時の1年先輩が阪神・岡田前監督。
その後、大阪の泉州高校で監督をつとめ、
甲子園出場に導いたこともある。
1984年、奈良産業大学の監督に就任。
阪神の湯舟敏郎や中日の山井大介ら育て、
関西では強豪の野球部に育てた。
また、昨年のドラフトでは、阪神が1位で
奈良産大の蕭一傑を指名した。
「新興の大学で野球で売り出そうと新田氏が
監督として腕を振るった。
よくも悪くも新田氏で強くなり、目立つように
なった。そのうち、助教授として、教壇に立って
学生らにスポーツ科学を教えていた」
と奈良産業大学の野球部OB。
2004年に奈良産業大学を辞めて、奈良県三郷町で
みむろ整骨院の経営をはじめた。
だが、経営が芳しくないのか、2005年には、
阪神タイガースのスカウトになった。
「その後は、阪神・岡田前監督のマネージャーを
名乗っていましたね。岡田前監督の周辺を
動き回り、早稲田大学の後輩と組んで、
岡田前監督モデルの焼酎を発売していました。
あまり儲かってはいなかったみたいです。
そして、いつしか大学の総監督に復帰していました」
(前出・野球部OB)
読売新聞の報道によれば
<読売新聞の取材に対し、総監督は「経営が思わしくない
ため療養費で穴埋めしようと考えた。部員に申し訳ない」
と話している。>
<整骨院は月に1度、「療養費支給申請書」を白紙のまま部に
持ち込み、現監督(43)やコーチが毎回、30〜40人の部員に
署名させていた。整骨院側が、架空の施術記録を書き込んだうえで
市町村や健保組合などに提出し、療養費を受給していたという。>
というから総監督という立場を利用した組織的な
犯罪といえよう。
「元々、金使いが荒くて、とても整骨院だけでは
やっていけるような人ではない。部員たちは
変なことに使われていると思っていたが、監督からして、
新田氏がいたから、奈良産業大学の監督になれたんです。
今での新田氏は自分が監督、すべてを仕切っている
とおもっているんじゃないでしょうかね。
誰も逆らうことができない、暴君。やりたい放題です。
噂ですが、プロ野球や少年野球チームとの不透明な
金のやり取りなど、ず〜っと昔からささやかれて
います」
(前出・野球部OB)
みむろ整骨院のホームページでは、写真のように
岡田前監督、鳥谷選手らとのツーショット写真も
掲載されている。
「これを機会に、すべての面において、カネ儲けのネタに
される野球部から解放されるように祈りたい」
(前出・野球部OB)