いのちの声 無端庵的こころ               

国家危急! 洗脳から覚醒し悪魔の思想から離脱せよ!
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夥しき秋

夥しき秋 風がまとわりつくやうな こゑが共鳴するやうな 激情と含羞とのしなやかな異説 その一季は 幼児の歓声を遠くで聞く思ひ出となり 思想から最も遠い寧日をもたらす ひとときを百日紅のいろに傾け 携ふかなしみを磨き上げる 杜の奥処にうまれた風が さかしらな空の配置をしらぬげに 頑なに身をよじる私に吹く 文字ごとに 痛苦を運ぶかのやうな 卑小な沈黙のやうな あやふげにまたしたたかな反論 その瞬間をだう名づけるのか ひとふりの白刃を飲みこんだ日に 金色の幸福を手に入れる夢をみる 深い真昼にまぎれてかそかなる安寧すら 使命のやうに悲しみと持ちかへる 昼ふかく けふのかなしみ かたはらに そこはかとなく 翳りちかづく
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